1.不動産投資を他の投資と比べてみよう
不動産投資は、一般に言われる「投資」と比べると毛色が少し違っています。
というのも、株式投資などの証券投資を考えると、その視点は「将来性を考えて資金を投じ、インカムないしキャピタルリターンを狙うもの」と言えるでしょう。
しかしながら、不動産投資は、それに加えて「経営」という視点が入ってきます。
つまり、不動産を購入し、売却するまでの間に、それまでの運営をどのようにするのか、ということが入ってくるからです。 ただの「投資」で終わらないところに、不動産投資の難しさと奥深さそして面白さがあります。
2.不動産投資は経営とアウトソーシングがポイント
不動産投資が「経営」であるならば、不動産投資家は社長と言うことになります。
そして、経営においては自分でする範囲と他人に任せる範囲というものが存在します。
つまり、アウトソーシングすべき範囲というものがあるのです。
アウトソーシングをするにしても、最低限の知識は持っておかなければどこからどこまでをアウトソーシングして良いかわかりませんので、最低限の知識を持つための勉強は当然ながら必要です。
しかし、全てに精通するオールラウンダーになる必要はありませんし、全ての業務をする必要もありませんし、難しいでしょう。
例えば、アウトソーシングで分かりやすいものは、税金に関して税理士に任せることや法律に関して司法書士や弁護士に任せることなどがあります。
また、管理会社に管理業務を任せるのもアウトソーシングの一つでしょう。 こういった大変なことをしてまで不動産投資を選ぶ理由はどこにあるのでしょうか。
3.不動産投資は資産形成に最適
なぜ「投資」に「経営」の要素を入れてまで、不動産投資が望まれるのか、それは不動産投資が資産形成に最適だからです。
分かりやすいもので株式投資と比べてみましょう。
不動産投資は株式投資に比べて景気や市況の変動の波を大きく受けません。
そのためキャピタルゲインにしても、インカムゲインにしても、リターンが予測しやすいという特徴があります。
また、インカムゲインに対してレバレッジをかけることができます。
これは、株式投資なら信用取引にあたりますが、信用取引は基本的にキャピタルゲイン目的に行いますし、債券投資をするために融資を受けることはできません。
そのため、インカムゲインという安定収入をレバレッジで増やすことができるのは不動産投資くらいということになります。
そして、このレバレッジをうまく使うことによって、景況に左右されにくい不動産と言う安定収入を生み出す資産を増やしていくことができるのです。
そして、最後に自分のコントロールが及ぶか否かです。
これは、株式投資ならよほどの株式数を有しない限り、経営に口出しすることはできません。
しかし、不動産投資なら自分の経営方針を自分で決定し、自分の努力によって収益を増やすことができるのです。 このように、不動産投資は安定的に資産を形成していくのに最適な投資といえるでしょう。
4.まとめ
不動産投資は、まさに自分が社長となって行う商売です。
自分がするか、アウトソーシングに任せるかも自分で決定することになります。
そして、不動産投資という安定的な資産形成を行える下地を持った投資に自分の努力と力量を掛け合わせることにより、さらに大きな資産を作ることができます。 まさに、投資でありながら、経営のダイナミズムも味わえる数少ない投資なのです。
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