SHOKEN MAGAZINE

更新日: 2023.03.23

不動産投資を始めるための資金

1.不動産投資を始めるにはいくら必要?

不動産投資と一口に言っても、様々な投資先があり、代表的なものとして区分マンションや一棟アパートなどが挙げられます。
この二つは、初めて不動産投資をする方の8割が選択している投資先です。
では、このような不動産投資を始めるに当たっていくら必要なのでしょうか。

自己資金として使った金額で最も多いのは500万円以上で、次に多いのが300万円以上という統計があります。
続いて1,000万円以上、100万円以上となります。
まとめると、不動産投資を始める際には100万円から1000万円程度の自己資金を用意されている方が多いようです。
しかし、不動産投資を始めていない方が想定する金額は100万円から500万円以上というのが最も多い想定金額になります。

実際に投資をしている人との差はありますが、その目的としている物件を購入するのに十分であれば問題ありません。
ただ、どちらの場合も最低100万円以上は用意をした方が良いでしょう。

2.年収と自己資金のバランス

一般に年収が高ければ高いほど、金融機関は融資してくれますが、逆に言えば年収が低いほど金融機関は貸し渋ってくる、ということです。
そのため、年収と自己資金のバランスを考えると、今の低金利時代においては自己資金を目一杯用意するよりも、融資をできるだけ受けたほうが賢明でしょう。

しかし、最近では昔と違って機関もそう簡単には貸してくれません。
年収の高い人は自己資金が少な目でも良いかもしれませんが、年収の低い人は自己資金をしっかり用意したほうが良いでしょう。年収の高い人は投資が今一つ振るわなくても、自己資金を温存しておくことで、それで返済することもできるようになるわけです。
反対に、年収が低い人が多額の融資を受けてしまうと、投資がうまくいかなかった際に返済に苦しむことになりかねません。
しかし、年収が低く自己資金が少ないからといって悲観することはありません。
そういった方は不動産について勉強するため、良い物件を見つけられることも少なくないといわれています。
また、融資してくれた数少ない金融機関で融資を受け、良い投資物件を手に入れることができる場合もあります。

また、年収が低く、自己資金も少なくとも、政府系の日本政策金融公庫や商工中金に融資を申し込む方法も使えます。
しかしながら、ある程度の自己資金を用意していないと、急な出費があっても対応することができないため、ある程度、できれば300万円程度は自己資金として用意しておくのが無難です。

3.まとめ

不動産投資を始めるに当たっては、多くの方が自己資金は100万円から1,00万円程度で始めます。
年収の高い人は融資の際は自己資金を少な目でも可能ですが、年収の低い人は多めに用意しておくと融資が通りやすくなりますので、前述したように300万円程度は用意しておくのが理想的です。

いきなり何の準備もなしに不動産投資という海千山千の業者が跋扈する世界に飛び込むよりも、自己資金を徐々に貯めながら、その間に勉強や研究をしていくのが成功への近道となります。
そして、自己資金がある程度貯まり、今だと感じたときが、不動産投資を始める時期ではないでしょうか。
何事も準備とタイミングが重要になってきます。

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