更新日: 2024.11.05
「ワンルームマンション投資」は「生命保険代わり」として有効か?|「一般的な生命保険」と「団体信用生命保険」を比較して検討
主にサラリーマンの、これからワンルームマンション投資を始める人向けに、ワンルームマンション投資を活用することで得られる「団体信用生命保険(団信)」について、「生命保険代わりとして有効か?」どうかについて検討できるようにしています。
疾病保障付き団信 | 一般的な生命保険 | |
---|---|---|
保険料 |
約16,200円 / 月 ※年齢が上がっても一定 |
約23,000円 / 月 ※年齢が上がると保険料も上がる |
保険の適用範囲 |
・死亡 ・病気や事故による障害 ・がん ・脳卒中 ・急性心筋梗塞 etc |
・死亡 ・医療 ・介護 ・生存 |
保証期間 | ローンを完済するまで | 任意 |
解約返戻金 | ナシ | ナシ / ごくわずか |
中途解約・中途加入 | 不可 | 可能 |
団信では一般的な保険と同等の保障を受けることができ、保険料も安く抑えることができます。
また団信に加入することを目的にワンルームマンション投資を始める人も多いので、それだけ民間の生命保険よりもお得だという事です。
- 生命保険を切り替えたいと考えている人
- 自分に何かあっても家族にローンを残したくない人
ここではその理由について詳しく紹介します。
- ローンの契約時しか団信に加入することはできない。
- 団信には「一般団信」「ワイド団信」「疾病保障付き団信」の3種類があり、「疾病保障付き団信」がおすすめ。
- 一般的な生命保険と同程度の保障内容であり、保険料も安く抑えられるので、団信には入った方がいい。
1.ワンルームマンション投資を始めると、「団体信用生命保険(団信)」がついてくる!
団体信用生命保険(団信)は、住宅ローンの契約者が死亡または病気や事故で障害のある状態となった時、生命保険会社が代わりにローン残高を保険金から支払ってくれる保険制度です。
原則として、金融機関でローンを組むときに団信には加入する必要があります。
団信に入る目的
団信に入る目的は、契約者が返済中に死亡または病気や事故で障害のある状態となった時、残りのローンを家族や親族が返済して経済的に困窮しないようにするためです。
仮に団信に加入していなかった場合、家族や親族にローンが残ってしまうので、加入しておくことがおすすめです。
団信の仕組み
団信の保険料は「金利に上乗せする方法」が一般的で、保険内容によりますが0.1%〜0.3%が相場です。仮にローンの金利が1.5%だった場合、団信の金利が0.2%とすると、適用される金利は1.7%になります。
団信に入る条件
- 住宅ローンの契約時しか加入できない
- 健康状態などの確認
団信に加入するためには2つの条件があり、以下で詳しく解説します。
住宅ローンの契約時しか加入できない
団信にはローン契約時しか加入することができません。
加入時の保障内容がローンを完済するまで続くので、途中加入や途中変更などもできません。ローンを組む段階で保障内容を選ぶ必要があるので、保険内容は慎重に選びましょう。
健康状態などの確認
一般的な保険と同様に、団信も加入時に健康状態を確認します。
加入する際に確認される主な項目は以下の通りです。
- 病気の有無
- 過去の病歴(直近3年以内に患った病気)
- 障害状態
- 妊娠の有無
- 医師からの投薬の有無
団信の主な種類
- 一般団信
- ワイド団信
- 疾病保障付き団信
団信は主に3種類あり、以下で詳しく解説します。
一般団信
一般団信は、最もベーシックな団信で、住宅ローンの契約者が死亡または病気や事故で障害のある状態となった時、生命保険会社が代わりにローン残高を保険金から支払ってくれる保険です。
ワイド団信
ワイド団信は、一般団信よりも加入条件が緩く設定されています。
仮に持病などで一般団信に加入できなくても、ワイド団信は条件が緩和されているので、加入するハードルが低いです。
一方で、保険料が高めに設定されており、金利は0.3%が相場です。
疾病保障付き団信
疾病保障付き団信は、一般団信に「がん」や「脳卒中」「急性心筋梗塞」などの病気に対する保障を追加したものです。
「がん」が追加されているのが特徴で、一般的ながん保険と比べてかなりお得な保険になります。
2.「団信」と「一般的な生命保険」の比較
年収700万円の30歳男性が30年ローンで3,500万円の融資を受け、「金利0.2%の疾病保障付き団信に加入した場合」と「一般的な生命保険に加入した場合」で比較し、どれくらい違いがあるのかを下記の表にまとめてみました。
疾病保障付き団信 | 一般的な生命保険 | |
---|---|---|
保険料 |
約16,200円 / 月 ※年齢が上がっても一定 |
約23,000円 / 月 ※年齢が上がると保険料も上がる |
保険の適用範囲 |
・死亡 ・病気や事故による障害 ・がん ・脳卒中 ・急性心筋梗塞 etc |
・死亡 ・医療 ・介護 ・生存 |
保証期間 | ローンを完済するまで | 任意 |
解約返戻金 | ナシ | ナシ / ごくわずか |
中途解約・中途加入 | 不可 | 可能 |
団信では、一般的な保険商品と同程度の保障を受けることができ、保険料は安く抑えることができます。
生命保険に入っている中で、ローンを組んで団信に加入した場合、生命保険を解約して団信一本に絞ることがおすすめです。
また団信に加入することを目的にワンルームマンション投資を始める人も多いので、それだけ民間の生命保険よりもお得だという事です。
3.「生命保険代わり」以外のメリット
基本的には、家賃収入からローンの返済にあてますが、ローン完済後は家賃収入がそのまま収入になります。
仮に30歳の時に35年ローンでマンションを購入した場合、完済する65歳までは家賃収入からローンを返済することになります。
完済するまでは、「1万円程度の負担」が発生しますが、ローン返済後は「家賃収入」がそのまま個人年金として収入になります。
メリット①:ローン完済後は家賃が年金代わりになる
基本的には、家賃収入からローンの返済にあてますが、ローン完済後は家賃収入がそのまま収入になります。
仮に30歳の時に35年ローンでマンションを購入した場合、完済する65歳までは家賃収入からローンを返済することになります。
完済するまでは、「1万円程度の負担」が発生しますが、ローン返済後は「家賃収入」がそのまま個人年金として収入になります。
メリット②:節税効果が期待できる
ワンルームマンション投資では、「所得税」「住民税」「相続税」「贈与税」の4つが節税できます。会計上の赤字分を損益通算することで所得を下げ、「所得税」「住民税」を下げることで節税することができます。
また「相続税」や「贈与税」なども上手く活用すれば、さらに大きな効果が期待できます。
メリット③:投資の中で一番利回りが安定している
ワンルームマンション投資は、他の投資商品に比べて「長期的に安定する利回り」を実現することができます。
そのため初心者向けの投資であり、「老後に備えたい」「中長期的な運用で安定して資産が欲しい」という方におすすめです。
メリット④:マンションが実物資産として手元に残る
ローン完済後は「実物資産」として手元に残すことができます。
実物資産ということもあり、マンションの価値がゼロにならず、インフレ対策としても有効です。
また家族などにも資産として残すことができ、家族は継続して家賃収入を得ることができます。
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