SHOKEN MAGAZINE

更新日: 2023.03.09

周辺環境の基本チェックポイント

投資物件の購入においてもご自身が住むための住宅と同様に、住まいの間取りや外観など、建物を中心に考えてしまいがちですが、道路状況や買いもの施設の有無など、周辺環境も大切です。建物の不便は工夫次第で解消することもできますが、周辺環境は購入後に変えることができません。購入前にしっかりと確認しておくことが大切です。

購入後に環境は変わらない

「駅まで徒歩10分で希望条件に合致していたが、実際に住み始めてみると、坂道の傾斜が激しく行きも帰りも大変」といったことや、「外灯が少なく、夜になると辺りは真っ暗で子供を歩かせるのに不安」といった周辺の環境に関しては物件を購入してからでは変えることができません。

複数の物件を見て回る場合、車に乗って移動することが多いです。上記の駅までの道路状況以外にも、お子様がいる場合は通学路の交通量は多すぎないかどうかや、前面道路は、車2台が離合するために充分な幅となっているかどうかを、物件の購入前に周辺を歩いて調べてみると良いでしょう。

また、昼と夜、平日と休日で周辺の雰囲気が変わるエリアもあります。平日の朝夕の交通量や、休日の交通量、昼間の時間帯毎の陽当りの様子や夜間の外灯の明るさなど、家族の生活をイメージして、実際の行動に合わせた時間帯の様子を確認すると良いです。

チェックポイント

周辺環境のチェックポイントを、交通環境、子育て環境、買いもの施設、その他に分けて確認します。

・交通環境のチェックポイント
・駐車場、駐輪場は確保できているか
・最寄り駅までの時間や道路状況の確認
・時間帯毎の交通量の確認

必要な台数分の駐車場スぺ―スや駐輪場スペースを確認します。お客さんを頻繁に呼ぶ場合には周辺の駐車場の状況も確認しておくと良いでしょう。最寄り駅までの時間や道路状況、時間帯毎の交通量も不動産会社の担当者からの説明だけでは終わらせず、自分の足で確認してみると良いでしょう。

・子育て環境のチェックポイント
・学校までの時間や道路状況の確認
・公園があるかどうか
・周辺の住宅に同年代の子供がいるかどうか

最寄り駅と同じく、学校までの時間や道路状況を実際に自分の足で確認しておきましょう。それと並行して、周辺に公園があるかどうか、その公園で子供が遊んでいそうかや、周辺の住宅に同年代の子供がいるかどうかも確認しておきます。

・買いもの施設のチェックポイント
・生活用品の購入に便利な施設は周囲にあるか
・買いもの施設の営業時間
・役所や銀行・ATM、病院までの距離の確認

生活用品の購入に便利な施設まで歩いていけるかどうか、車を使うのであれば職場からの帰り道に利用できそうな買いもの施設があるかどうか、またその営業時間は自分の生活環境に合致しているか。役所や銀行までの距離や、万が一の時のための総合病院の場所の確認などを行います。

・その他のチェックポイント
・騒音やにおい
・町内会
・町の雰囲気

周囲に電車が走っていたり、工場があったりすると騒音やにおいが発生する場合があります。ある場合はその程度の確認を行いましょう。その他、町内会の活動は活発かどうか、近隣に住んでいる人の様子を含めて、町全体の雰囲気を確認すると良いでしょう。

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